実家の近所の方から干し芋をいただきました。
とても立派な干し芋🍠
そのまま食べてもおいしいし、
ちょこっと火で炙って食べると甘い香りが漂って、
更に甘みも増して。
とても美味しい💕
こちらをいただいたのは母の生前の最後の大親友とも言える方で。
母っ子だった私も、とても可愛がっていただいていました。
着物好きになったのも、この方のおかげです。
和裁師(お針子さん)をされていたので、
私が公民館で日本舞踊を習い始めた時も、
色々お着物を縫っていただいたり。
ご自分で昔着られていたお着物を
何枚かお譲りいただいたりしていました。
母が病気になった時も、父と私は昼間は仕事があったので
あまり付き添いはできなかったのですが。
この方が昼間は母の病棟に赴き、
ずっと相手をしてくださったので、だいぶ母も
心穏やかに闘病生活を送っていられたようです。
そんな大恩人な方なのですが、
私が実家から少々離れたところに居を構えているので
だいぶ足が遠のいてしまっています。
そもそも実家自体、父は不在のことが多いので
そう度々足を踏み入れることもないのですが。
こうして、今でも私のことを気遣ってくださって、
本当にありがたい限りです。
茨城県出身の方なので、
季節になると干し芋をいつも送ってくださるのです。
子供のおやつにも自然の甘みでちょうど良く、
毎年楽しみにしていたりします。
こちらからのお返しがなかなかできないのが
申し訳なくて。
それもあってか、益々足が重くなってしまうという
悪循環に。
いつかきちんと、今までの大恩をお返しできる
日が来るといいなと。
お礼も兼ねてお電話を差し上げたのですが、
今年は着物を着て出かけることが多くなりそう、
ということを伝えたところ、とても喜んでくださいました。
最近の人は着物、自分で着られない人も多いですし。
やはり、着物に関わるお仕事をずっとされていた方なので
着物自体にとても深い愛着があるんでしょうね。
そのうち、着物を着たときにご挨拶に伺わせていただこうかな。
ちなみに前回のお茶会の時は伺いませんでしたが💦
そうそう、娘の卒業式の袴姿は突然思いついたので
朝から押しかけてしまってました。
次は成人式の晴れ着姿があるんでしたっけ。
こちらの振袖は私のお下がりを着てもらう予定になっていて。
もちろん、その私の振袖もこの方に縫っていただいたものです。
振袖って、小紋や訪問着と違って、活躍の場が
それこそ成人式くらいしかないので。
多分、喜んでいただけるのではないかな。
そうか、これが恩返しになっているのかな?
ご自分の作品を喜んで着てもらっているのって、
やっぱり作者にとっては一番嬉しいことなのかも。
物をお返しするだけが恩返しではないですね。